
訪問理学療法士の「たれめPT」です!
前回は「1日7〜8件の訪問を回す中で感じた思考停止の恐怖」についてお話ししました。
「このままなんとなく働き続けるのは危険だ…!」と強い焦りを覚えた僕ですが、理学療法士として日々現場に立つ中で、また別の根深いジレンマにぶつかってしまったんです。
それが、「どれだけ休日を返上して勉強しても、ほぼお給料に反映されない」というリアルな現実でした。

「正直、最初は『え、僕の休日と受講料って……』と、かなりテンションが下がりました(笑)」
今回は、20代後半の僕が現場で突きつけられた「自己研鑽とお給料のギャップ」、そして「それでも僕がスキルアップをやめない理由」について、等身大の本音でお話しさせてください。
1. どれだけ勉強しても単価は同じ。これが医療・介護業界のリアル
理学療法士になってからというもの、休日に有料のセミナーに参加したり、分厚い専門書を買って読んだり、先輩に技術を教えていただいたりと、自分なりにスキルアップへ時間を費やしてきました。
目の前の利用者さんに少しでも良いリハビリを提供したい一心でしたし、身体の変化を一緒に喜べる仕事自体には大きなやりがいを感じています。
ですが、あるときふと冷静になって考えてみたとき、なんとも言えない虚しさに襲われてしまったんでづ。
「どれだけ必死に勉強を重ねている若手の自分も、実績豊富なベテランの大先輩も、国が決めた『診療報酬(介護報酬)』の単価はまったく同じ」
一般の企業であれば、営業成績を上げたりスキルを磨いて成果を出せば、インセンティブや昇給として給料に還元されることがありますよね。
でも、僕たちの業界は制度上、どんなに知識や技術を磨いても、それがダイレクトに給料アップとして跳ね返ってくることはほぼありません。
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「自分の知識が増えても、1回のリハビリで事業所に入るお金は1円も変わらないんだ……と考えた時は、ちょっと固まってしまいました」
一時期は、「勉強しても給料が変わらないなら、休日くらい家でゴロゴロ過ごした方が得なのかな……」なんて、どこか冷めた気持ちになりかけたこともありました。
2. スキルアップを怠る=自分の「市場価値」を下げる恐怖
「まあ給料が上がらないなら、スキルアップもそこそこにして省エネで働けばいいか」と思われるかもしれません。
ですが、僕はその考えの先にある「本当の恐怖」に気づいてしまったんです。
もし、「どうせ給料上がらないし」と諦めてスキルアップを怠り、ただ年齢と経験年数だけを重ねてしまったらどうなるでしょうか……。
- 知識や技術は20代前半のままストップ
- 年齢と経験年数(と、変なプライド)だけが増えていく
- 実践的なスキルが伴わない「口だけの中堅PT」になってしまう
……想像すると、かなりゾッとしませんか!?(汗)
万が一、勤務先の事業所が経営難になったり、自分が環境を変えざるを得なくなったとき、スキルがない状態ではどこへ行っても必要とされなくなってしまいます。
「自分の市場価値を下げないための安全装置」としても、勉強を完全にやめてしまうのはリスクが高すぎると気づいたんです。
3. 「給料のため」ではなく「自分の心のゆとり」のために学んでみる
そんな葛藤を経て、僕はスキルアップに対する「考え方のスイッチ」を切り替えることにしました。

「『給料を増やすため』に勉強すると思うから虚しくなるんだ!『現場での自信とゆとりを作るため』と思えばいいんだ!」
知識や技術が身につくと、以下のような変化が生まれます。
1. 訪問の現場で焦らなくなる(急な変化や難しい症例にも落ち着いて対応できる)
2. 利用者さんやご家族からの信頼が増す(説明が分かりやすくなり、安心して任せてもらえる)
3. 「今日も良い仕事ができたな」と達成感を持てる
給料という「目に見える報酬」には繋がらなくても、臨床スキルを高めることは「仕事のストレスを減らし、セラピストとしての自信とやりがいを守る最高の投資」だったんですよね。
まとめ:本業のスキルアップ×外部での資産形成が僕たちの答え
「勉強しても給料が上がらない仕組み」は紛れもない現実です。
だからこそ、僕は以下のように頭の中を整理しました。
・本業(PT)のスキルアップ:
現場での信頼と自分自身の「安心感・自信」を得るため
・お金(収入・資産)の増加:
本業以外の「投資(つみたてNISA等)」や「個人の発信(ブログ)」で補っていく
本業に過度な給与アップを期待して消耗するのをやめ、セラピストとしてのやりがいや誇りは大切にしつつ、経済的な不安は別の仕組みで解決していく。
これが、20代後半の僕がたどり着いた無理のない向き合い方です。

「『ぜんぶ本業で叶えなきゃ!』と思い詰めないだけで、気持ちがすごくラクになりましたよ〜!」
次回は、訪問リハの現場で誰もがぶつかる「体力の壁」について、僕が実際に冷や汗をかいたエピソードと共にお届けします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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